離婚事件は専門分野か?

不謹慎な言い方ですが、世間では、離婚がブームだと言われています。離婚件数の増加に伴い、弁護士の取り扱い分野としても、離婚を専門に掲げる弁護士が増えてきているようです。

私が弁護士になったのは平成9年ですが、その頃は、離婚や相続といったいわゆる家庭問題は、企業法務を専門にする弁護士を含め、弁護士ならば、誰でも普通に取り扱っているという意味で、専門分野に掲げる弁護士は殆どいなかったように思います。

 

誰でも普通に扱っているという意味を、詳しく言いますと、企業法務を専門にしている弁護士でも、顧問会社の社員さんから個人的に相談を受けたり、あるいは又、親戚や知り合いから、相談を受け、場合によっては事件として受任するということが普通にあるという意味です。

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弁護士選びのポイント

このような依頼ルートからも分かるように、離婚問題は極めて個人的な問題なので、依頼する側からすると、依頼する弁護士がどんな人なのか、そのキャラクターが最も重要なのでしょう。


会社の社員さんも、普段仕事上の付き合いをする中で、「この弁護士だったら自分のプライベートな問題も親身になって聞いてくれそうだ」とか、知り合いに相談したところ、「○○弁護士はとても話しやすくて、良い弁護士さんだから一度相談に乗ってもらいなさいよ」などと言われて弁護士に会いに来るというパターンが殆どだったと思います。

インターネットと弁護士選び

さて、現在、インターネットの普及によって、自分の仕事上の付き合いの中から、あるいは紹介者を介して弁護士を選ぶという、いわば狭い範囲の選択肢が急激に拡大してきました。


仕事上の付き合いがある弁護士には自分のプライベートは相談したくない。あるいは、誰かに紹介して貰うのも嫌だという人は、ネット上の情報で自分で良いと思った弁護士を選ぶぞ。という方も多くいらっしゃるでしょう。でも、最終的には会ってみないと信頼できそうだとか、自分の考えに共鳴してくれそうだといった肝心な点は分かりようがないので、ネット上の情報を基の選択した上で、もう一段、会った上で判断するという事が重要になってきます。


何しろ、相談にせよ具体的な交渉等を依頼するにせよ、自分の代理人として考え、行動して貰う人を選ぶのですから、信頼できる上に、依頼する事柄に対する考え(方針)が自分と合致していないと、自分を代理して貰うことは心配でできないでしょう。


勿論、弁護士は法律問題や交渉事のプロですから、プロとしての経験や知識に基づく助言を受けることも大事です。ですが、そうした助言を受けながら時に自分の考えを柔軟に変えながら、最終的には自分の目指す解決を一緒になって誠実に実現してくれる人でなくてはなりません。


そんな視点で、ご自分と相性の合う弁護士を選ぶよう心がけるのが良いと思います。

所長弁護士の小林が執筆したコラムです。ぜひご覧下さい。

No 年月 タイトル
1
2013年7月
 離婚事件は専門分野か?
2
2013年7月  思い出に残る離婚事件
3
2013年7月  好かれる依頼者
4
2013年7月  医療訴訟で知り合った医師の先生
5
2013年7月  先生の専門分野は何ですか?
6
2013年7月  医師の先生が羨ましい?
7 2022年4月  事務所開設10周年
8 2022年6月  パワハラ防止法の完全施行につい
9 2022年8月  民事裁判のIT化の現
10 2022年12月  民事裁判のIT化と和解


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